2018年06月30日

わさドラ気まぐれ批評 No.221

 2018年6月29日放送の話の批評です。

※今週から「はじまるよ」が通常版に戻ったため、「ドラドラまちがいさがし」は先週の放送で終了しました。

1.録験機でたのしもう

  ~他人の感動をお試し体験~

  (原題:録験機で楽しもう)

脚本/小林英造 絵コンテ/善 聡一郎 演出/鈴木大司

 原作付きの話。(てんコミ『ドラえもん』第31巻に収録)

「録験機」――過去に体験したことを記録しておき、また後で体験を味わうことのできる道具。本体であるテープレコーダーにヘッドフォンが繋がったような構造をしている。ヘッドフォンを頭につけて体験を思い出すことで、その体験がコンパクトカセット状のテープに記録され、後でそのカセットを再生してヘッドフォンをつけると、その体験を五感で味わうことができる。人の体験を味わう以外にも、宇宙探検などの様々な体験がAVソフトのように売り出されている。(Wikipediaより引用)

 この話に出てきた「録験機」、原作と同じで、テープレコーダーにヘッドフォンが繋がったような作りをしていました。まあ、昭和風のラジカセがステレオ・モノラル共に今もあるぐらいですから、あえて原作通りにしたのでしょう。

 のび太が、試しにと「銀河の果てのなぞの惑星探検記」をつけてみた場面では、あまりの刺激の強さに…原作では泡を吹いて倒れてしまうのが、当日の放送では目を点にして固まるという演出に変わっていました(泡を吹くのは、現在の漫画やアニメでは不穏当だからでしょうか)。

 のび太が友達の体験を記録しに行く場面では、美味しいものを食べたという友達がはる夫でした。原作は読んだことはあるのですが、そこでははる夫かどうか、覚えていません。

 スネ夫の軽井沢の別荘の体験は、原作通りボロ別荘で雨漏りやヤブ蚊、果てはゴキブリに悪戦苦闘するというもの。やはりゴキブリは出ましたか…。蚊取り線香たいとけ、と言いたい気持ちでした。

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 先日ハワイに行って来たしずかの体験を記録し、空き地でそれを味わうのび太。しかしそこにジャイアンが現れ、自分のためにのび太に何か面白い体験を記録するように命令。このところ面白いことなど一つも無いから、と思ったのでしょう。しかし、そう言われてもすぐには面白い体験など浮かぶはずもなく、まず昨日読んだ漫画の、頭が白くて、体が白くて、尾も白い犬というダジャレ体験を記録。もちろんジャイアンは怒る。この部分はオリジナルとして、のび太は次に、ジャイアンに(素手で)殴られる時のことをリアルに想像。

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 穏やかで辛抱強いが限度があるジャイアンがしびれを切らし、録験機を再生しますが、そこにはのび太がジャイアンに殴られるという想像が記録されており、ジャイアンも自分が殴られているかのように痛がる、というオチでおしまい。と、ほぼ原作通りな話でした。

★ひみつ道具クイズ

 「雨でもウキウキ編」の最終回です。

 赤ちゃんが喜ぶ傘は、オルゴールがさ、あいあいパラソル、こうもりがさのうちのどれかという問題。

 正解はオルゴールがさ。でもこれは、大人が使うと恥ずかしい。

 他にも楽しい傘はいっぱいあり、こうもりがさは空を飛ぶ。でも雨が降る傘は嬉しくないですって。

2.アセッカキン

  ~汗して働けばよいことが~

脚本/清水 東 脚本協力/関 智一 絵コンテ・演出/鈴木大司

 当日のメイン・ストーリー。オリジナルなので批評できません。

 ※アセッカキンは、スネ夫役の声優・関 智一が考案した道具だそうです。(途中、CMによる中断あり)

 次週・7月6日は七夕特別企画として「天の川で星釣りを」というオリジナルストーリー「ねがい星」というリメイク原作話の二本立てをおりします。

 今月の新聞の番組欄での煽り文句のまとめ。

2018/6/1

 夏だ! 山だ! 家族でキャンプ(夏だ! 山だ! 野比家のキャンプ・オリジナル短編)

 ▽のびロボが大活躍!?(インスタントロボット・『ドラえもん』第29巻に収録・「のびロボは役立たず」のリメイク版)

2018/6/8

 感情の炎をあやつれ!(ハー灯に火をともせ・オリジナル短編)

 ▽最強の晴れ男をみつけろ!!(雨男はつらいよ・『ドラえもん』第34巻に収録・リメイク版)

2018/6/15

 ×ジャイアン誕生日特別企画! 子守歌と最強のオレ!!

 ○ジャイアンの子守歌(オリジナル短編)/おれさまをグレードアップ(『ドラえもん』第44巻に収録)

2018/6/22

 のび太がTV局の社長に!?(テレビ局をはじめたよ・『ドラえもん』第11巻に収録・リメイク版)

 ▽立場を入れ替えたら?(人の身になるタチバガン・『ドラえもん』第44巻に収録)

2018/6/29

 他人の感動をお試し体験(録験機でたの(楽)しもう・『ドラえもん』第31巻に収録)

 ▽汗して働けばよいことが(アセッカキン・オリジナル短編)

 今年の上半期最後の月も煽りの嵐。一体誰がこんな煽り文句を考えつくのでしょう? ではまた次回!

posted by HANEIL at 17:28| ドラえもん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

2018年6月の家族の近況

 今月の家族の近況は、3日のタラちゃんの話から。


> タラちゃんです。

> おやつはサクランボです。

> 2つくっついているから、

> イクラちゃんと1個ずつ食べたですよ。

> おいしかったです。


 2つのサクランボを2人で1個ずつ分け合う。幼子はこれだけでも満足するんだな。
 次は、10日のワカメちゃんの話。


> ワカメです。

> 雨上がりの帰り道、大きな虹が出てたの。

> 7つの色がはっきり見えたわ。

> 家に着くまで消えませんように。


 滅多に出ない雨上がりの虹、きっと家に着いても出てるよ。
 次は、17日のカツオくんの話。


> カツオです。

> 道に大きな水たまりがあったんだ。

> カッコ良く跳び越えるぞって挑戦したんだけど、

> 失敗して泥だらけになっちゃった。


 汚れがひどかったら、きっとサザエ姉さんに怒られるぞ~。
 最後は、24日のマスオさんの話。


> マスオです。

> ことし初めてのビアガーデンに、

> 穴子君と来てます。

> おいおい穴子君!

> ちょっとピッチが速すぎるんじゃないかい?


 これが会社帰りなら、穴子さんは奥さんに叱られないように早飲みしていたに違いないと思うんですがねえ。

 来月はどんな話が聞けるか楽しみです。ではまた。
posted by HANEIL at 20:50| サザエさん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

わさドラ気まぐれ批評 No.220

 2018年6月22日放送の話の批評です。

★ドラドラまちがいさがし
 今回は、先生の服のボタンが二つある、スネ夫の目、それに掲示板の張り紙がまちがいでした。

1.テレビ局をはじめたよ
  ~のび太がTV局の社長に!?~

脚本/清水 東 絵コンテ/高橋敦史 演出/岩田義彦
2012/2/24/脚本/大野木 寛 絵コンテ・演出/しのみやすゆき


 当日のメイン且つ原作付きの話。(てんコミ『ドラえもん』第11巻に収録)
 2012年2月24日に、同一サブタイで放送されたあの話(当時の新聞のラテ欄での煽り文句は「今夜開局 爆笑!! のび太テレビ局“甘栗旬”も再登場!?)のリメイク版です。ちょっとひどい話だったので爆笑できませんでしたが…。

「ミニテレビとう」――テレビに出てみたいのび太のためにドラミが出した道具。テレビ塔を象った形をしている。
 普通のテレビに乗せることによって、そのテレビがテレビカメラと放送局になる。放送範囲内(町内から日本中まで調整可能)の他のテレビは、チャンネルを変えてもスイッチを切っても、テレビカメラになったテレビに映っているものを映し続ける。
 作中ではこの道具の名称が呼ばれない。「ドラミちゃん出演漫画リスト」(『ドラえもん百科』2巻に収録)では名称を「ミニテレビとう」としている。またテレビアニメ第2作第2期(2012224日放送)では『インスタントテレビ局』、そのリメイク版(2018622日放送)では「ミニテレビ局」となっていた(野比家のテレビは薄型テレビ化していたので、どちらもテレビの上ではなく前に置き、吸盤の様な端子でつないでいた)。(Wikipediaより引用・修正)
 
 6年前の放送では、ドラえもんとドラミの兄妹ゲンカというアニメオリジナル要素が付加された少々ひどい話でしたが、リメイク版である当日の放送ではこうなっていました。
 
 スネ夫が出ていたテレビ番組は、原作同様「ジャリっ子歌じまん」。彼のパパがこの番組のプロデューサーと知り合い、というのはオリジナル。で、スネ夫が歌った曲は…「七つの子」!? 思いっきり童謡じゃないですか。それを見ていたジャイアン、自分を差し置いてテレビで歌うのを怒る。

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 ドラミが出した道具は「ミニテレビ局」。テレビの前に置き、吸盤のような端子でテレビにつなぐと、そのテレビがテレビカメラと放送局になります。そこでのび太が歌ったのは「どんぐりころころ」ですって! 原作では「メダカの学校」だったくせに。すると、テレビ画面には視聴率の度合いを示すグラフが表示。視聴率が徐々に上がってきてる! 野比家に集まってきたみんなはテレビに出ようとのび太を襲いますが、その時の怖さといったら…! とりあえず二人で時間表を作成する事にして、みんなには帰ってもらいます。
 
原作通り、企画会議の後でのび太が新聞ニュースを始めても、ワンマンショーをやっても文句がくるは、視聴率は下がるはで中止に。次にママに料理を教えてもらおうとしますが、ママは恥ずかしがって逃げてしまいますね。
 
 そこへドラえもんが帰ってきたので、番組表を見て見ると、イマイチだと指摘。で、どら焼きの食べ歩き番組を考えようとしますが、ドラミにつまらないと言われる。ご町内のお笑いショーもダメだって。でもやってみないとわからない、と反対を押し切った。そこでのび太は、ドラえもんの考えた番組と、ドラミの考えた番組のどちらが面白いか勝負することを思いつきます。
 始めに、ドラえもんがお送りするお笑いショー。ジャイアンとスネ夫のユニット「ジャイスネキング」の漫才、やる前から「早く引っ込め」という苦情の電話が。怒ったジャイアン、自分の歌を聞かせようとしたらドラえもんに止められて番組はめちゃくちゃに、という部分はオリジナル。
 
 次は、出木杉に宿題の解説放送をさせます。「出木杉英才先生の今日の宿題」ですって。とてもわかりやすいらしく、視聴率は急上昇。その時お風呂屋がスポンサーになりたいとやってきました。宣伝料は1時間1000円という条件を取り付けて。で、どういうコマーシャルをやるか、ドラえもんが聞いたところで、
 
-ドラガオじゃんけんの告知・提供・CM(次の番組である『クレしん』の15秒の番宣あり)-
 
 さて続き。のび太はしずかに、すぐ来てほしいと電話で伝えました。早速やってきたしずかは、バイオリンの演奏会をやりに来たと言いましたが、のび太は松の湯のコマーシャルをやってもらおうとする。結果は予想通り、のび太がしずかに平手打ちを食らって失敗。原作では、バイオリンをケースごとぶつけられたものでしたが。で、急場しのぎでのび太とドラえもんがコマーシャルを行う。
 
 次にやってきたお菓子屋「馬井屋」のご主人が、スポンサーになる代わりに始めたのが落語。原作では浪曲「浪花節」だったのにね! 版権上の都合とでもいうのでしょうか。しかもコマーシャルの練習には、のび太の他にドラえもんやドラミも加わったりして。こんなの原作になかったぞ! で、三人とも腹いっぱいになり、落語が終わったところでコマーシャルをしようとしますが腹いっぱいで食べられず、ご主人は怒って帰ってしまう。原作ではぶんなぐられたのに、それがないなんて。
 
 最後、待ちきれなくなった友人が押しかけて勝手な事をし始め、ドラミは放送を中止。テレビの電源が切れておしまい! 脚色は6年前に比べると少なかった、原作に近いと感じた話でした。
 
★ひみつ道具クイズ
 先週休止した「雨でもウキウキ編」その3です。
 相手のことを好きになっちゃう道具は、ココロチョコ・あいあいパラソル、桃太郎印のきびだんごのうちのどれかという問題。CMをはさんで出た答えは、あいあいパラソルでした。
 この傘の下で5分間並んでいると、左の人が右の人を好きになる。「あいあいパラソル」の話では、この時、間違ってドラえもんがのび太のことを好きになってしまったんですよね。大変だったねえ、のび太!

2.人の身になるタチバガン
  ~立場を入れ替えたら?~

脚本/清水 東 絵コンテ/山口 晋 演出/岩田義彦
 
 原作付きの話で、新作です。(てんコミ『ドラえもん』第44巻に収録)


「タチバガン」――両人に撃つことで、人と人との立場を入れ替えることのできる銃。これで人を撃つと、現在いる場所、やっていること、しゃべっていることなどがそっくり入れ替わる。例としてのび太が溝に落ちた際、道にいるジャイアンを撃つと、ドブに落ちたはずののび太はそ知らぬ顔で道におり、代わりにジャイアンが溝でずぶ濡れになっている。自分の立場を複数の人間と入れ替える事も可能。
 これとよく似た機能を持つ道具に「タッチ手ぶくろ」があるが、タッチ手ぶくろは相手に直接触れなければならないのに対し、タチバガンは離れたところにいる相手と入れ替ることができる。
(Wikipediaより引用)
 
 タチバガンが出てくるこの話を、のび太はいたずらに使やしないかと心配しながら見ていたのですが、ママにお使いを頼まれたときに、自分とドラえもんの立場を逆転させてドラえもんをお使いに行かせた。原作ではママに行かせたのに! しかしママがメモを入れ忘れたのに気づき、ドラえもんにメモを持っていくようにのび太に頼んだのですが、ママと立場を逆転させて、ママにメモをドラえもんに渡しに行ってもらう。ここが原作との最初の違い。
 
 のび太をドブに突き落としたジャイアンとの立場を入れ替えた後、ジャイアンとスネ夫に追われているときに警官との立場を入れ替える。警官に説教されたジャイアンとスネ夫、のび太との立場が変わった犬に攻撃されてまあ。それでも懲りずにのび太を追いかける二人。空き地の土管の中にもぐりこんだのび太を挟み撃ちにしようとしますが、のび太は後ろから入ってきたジャイアンと立場を交換し、ジャイアンが先に出てきた所をスネ夫が蹴っ飛ばす。これらはすべてのび太の仕業だとわかったスネ夫。ジャイアンと一緒に腕ずくでタチバガンを奪い取ろうとする。と、ちょうど飛んできた鳥を見たのび太が、ガンで自分と鳥の立場を交換し、続いてジャイアン達との立場を交換して二人を落とした! それを見て満足したのび太が、ちょうどやってきたドラえもんにタチバガンを返して、この話はおしまい。
 原作がわずか8ページしかなかったので、わずかに尺が伸びた感じもした話でした。


 次週・6月29日は「録験機でたのしもう(原題:録験機で楽しもう)という新作原作話「アセッカキン」というオリジナルストーリーの二本立てをお送りします。
posted by HANEIL at 23:13| ドラえもん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする